あれから7週間

 今日は私のじいちゃんの満中陰法要でした。いわゆる四十九日法要ってやつ。実家にお坊さんをお招きしてお経を上げてもらったあと、みんなで会食。そしてお墓に遺骨を納めてきました。火葬した後のお骨拾いには参加しなかったので(この辺だと、代表者数名が拾いに行く。今回は息子二人孫二人で拾いました)、今日初めてじいちゃんの骨と対面しました。骨格標本とかで見る感じでは黄ばんでいるようなイメージだったんだけど、雪のように真っ白なんですね。これって焼いてあるから?よくわからないけど、イメージと随分違っててちょっと驚き。
 なんせ、これだけ近い関係(一緒に住んだというレベル)の親族のお葬式というのは実は初めてで、ここまで色々な部分で関わる事って無かったんですよね。なので色々新鮮な事ばかり。
 でも、こういう風にある種冷静に見ていられるのもじいちゃんが大往生してくれたおかげかな。これがもっと年若い家族であったりしたらと思うと想像したくもない気持ちになります。みんながみんなこうやって、よくやったね、お疲れ様と笑顔で送り出せるような亡くなり方をするのなら、死というものも悪くないと思うけれど、なかなかそうもいかないのが辛い所。私の従弟のひとりは、小児ガンを煩い、たった4才でこの世を去りました。当時は私も幼くていまひとつ実感がわかなかったものですが、今日じいちゃんのお墓の隣に建っている従弟のお墓の前で、その従弟の両親である叔父叔母と話をしていたら当時のお二人の気持ちが痛いほど伝わってきて悲しくて仕方ありませんでした。どうしても自分の子供に置き換えて考えてしまうからでしょうね。まさに想像するのも恐ろしい話です。
 かなり安穏と暮らしてきた自分だけど、こうやって色々考える機会を与えてくれたじいちゃん、初孫である自分を、まさに目の中に入れても痛くないというほどにべたべたにかわいがってくれたじいちゃんに心からの感謝を送りながら、今夜は偲びたいと思います。じいちゃんありがとう。