W杯

 で、見終わりました。
 東京の事を好きになる前は、日本代表の試合はなんとか見る、という程度のサッカーとの関わり方でした。でも特に好きな選手が居るという訳でもなく、ただ日本代表だから応援する、まあ非常に一般的な立場での応援スタイルだった訳です。今にして思えばどうしてもっと早くサッカーへの興味を深めておかなかったのかと後悔する事しきり。このドキュメンタリーを見たらその思いがますます強まりました。あー悔しい。
 著作権の問題か、アニメ化されている試合シーンの元映像も、確かに思い出せるんです。稲本の得点シーンで誇らしげに自分を指さす仕草とか、トルコ戦で負けた後に人目もはばからずに号泣する市川とか(あ、これは生映像でしたね)。でもその瞬間の自分の感動があまり思い出せない。おそらく今の状態の自分であの試合の数々を見ていたとしたら、もっと心に迫る記憶として思い出せてると思うんですよ。それもまた非常に勿体ない。
 でもどうやったってこれまでの時間は埋める事はもう不可能なので、今からの関わりを大切に育てて行くしかありません。ニワカである事は常に自分にとって大きな引け目になるんだけど、それに負けずこれからも楽しんでいきたいと思っています。