トンネルその後

 ひとつわかった事があります。対面通行のトンネルなら怖くないんです。高速道路のトンネルで怯えつつ、二車線しか無くて対面から向かってきたりしたらきっとこれ以上の恐怖なんだろうなと思ってたんだけど、実際その場に至ってみるとそうでもなかった。ていうか全く怖くなかった。普段下道で走っているトンネルが怖くないのは、せいぜい60キロまでの速度のせいだろうと思っていたんだけど、80キロ平均くらい(こらこら)でみんながガンガン飛ばしている田舎のトンネルでもちっとも怖くなかった。
 つまり、前から向かってくるので相手とこちらの距離感がつかみやすいのと、すれ違うのは一瞬だという事が大事なようです。片道二車線で平行して走っている場合、追い抜かれるにしてもゆっくり抜かれていきますよね。隣り合っている時間が長い。これが最大の恐怖らしいのです。
 あと、追い越し車線が怖い事に共通していると思うんだけど、自分の右側に空間が無いのが嫌みたいです。普通はあいている右側にトラックとかが入ってきてのんびり追い越しをかけられるともうたまらなく怖い。頼むから早く追い抜いてくれとブレーキを踏みたい衝動に駆られます。ていうか後ろに車いなかったら踏んでスピード落としてます。
 だめだなあ、いつかは自分の車で横浜まで行こうと思っていたのに、こんな調子じゃ絶対無理だ。都会の高速なんてもっと混んでるのに…。怖い物知らずだった若い頃が懐かしい(笑)。